本文へスキップ

ヘルシーエイジング~オンライン検査受付専門サイト~最先端医学に基づいた細胞内デトックスを提案。

column


ゆず / ・秋の味覚2「山芋」そして「ムカゴ」
胃腸・足腰に効く秋の味覚「栗」 / ・涙と映画デトックス法
ひんやりアロマジェル / ・冷たい飲み物と首肩のこり / ・苦味と心とムクミちゃん
憂鬱や不安へのアロマセラピー(Part2)憂鬱や不安へのアロマセラピー(Part1)
血栓症にご注意。ストレスと交感神経 /・何歳になってもチャレンジすることは楽しい!
花粉が楽になる、ご自宅でできるアロマセラピー/・味噌!東洋医学的効能は?
アロマセラピーとアロマテラピーの違い/・日々の暮らしに東洋医学etc.の知恵をプラス


花粉症?あふれた水鼻を治める龍の漢方薬

以前大阪の大学にて、若い研修医さんや漢方薬に興味のあるお医者さん向けに開催されていた漢方薬の勉強会を聴講したとき。テーマは、これからの季節に多くなる花粉症に合わせ、鼻水や咳に対して効果が期待できる、代表的な4種類の漢方薬についての講義でした。
代表的なものは、「小青龍湯(ショウセイリュウトウ)」
ご存じの方も多いと思います。
他に、麻黄附子細辛湯、葛根湯加川きゅう辛夷、荊芥連翹湯。

小青龍湯は、冷えている体表を温め、体内に停滞中の冷えひえジメジメ物質を尿として出すことで、透明な水鼻やくしゃみ、咳などを治めるお薬です。
他の漢方薬は、検索していただいたら、色々なサイトで紹介されていますので、詳細はそちらをご覧いただくとして…(割愛デス!)

講義では、小青龍湯の「青龍」とは、東の守護神である、という豆知識のお話しが出ていました。東西南北にはそれぞれ守り神の「四神」がおり四神と言えば、高松塚古墳、キトラ古墳などの壁画です。奈良・平城京の南には復元された朱雀門もありますね。

東の青龍
西の白虎
南の朱雀
北の玄武

実際に、漢方薬として「小青竜湯」「白虎湯」「玄武湯=真武湯」…おお、あるある。
朱雀湯って手持ちの本には記載がないけれど、ありそう。
などと、つらつらと思いを馳せておりました。

中華圏では、権力者のシンボルであり、China系のイメージキャラである龍ですが、
暴れられてしまうと大雨や洪水を起こすこともある“龍”。

治水・灌漑(かんがい)工事は、何千年も前の中国では、非常に重要な国家事業の一つであったようで、治水に成功したヒトが英雄!
龍を制するヒトがいっちゃんエライ人!=皇帝ということだったのねぇ。
水と龍と花粉と鼻水。酒と泪と男と女。いや、河島英五は今関係ない…。


新しい戦隊もの思いついちゃった。
って、いやいや妄想にふけっていたのではなく、ちゃんとフムフムと話を聞いておりました。


※漢方薬って慢性病に長期服用でしょ、と思われがちですが、
体質・体調に合うものを、適切な時期に「いつ飲むの、今でしょ!」と飲めば、即効性有りで短期間のみ服用、というものもあります。
副作用がないイメージの漢方薬ですが、誤って飲むと症状を悪化させる場合もありますので、ご注意くださいね。(例えば上記の「小青龍湯」黄色い痰、空咳、高熱などの症状には禁忌です。)



鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return



ゆず

お庭で採れたのよ、と「柚子」をたくさん頂きました。ではでは柚子マーマーレードにいたしましょう♪

マーマレードなので皮をしっかり、たわしでゴシゴシ。ふいー、ぜんぶキレイに洗えました。
あれ?葉っぱになにか…

…ちっさい渦巻状の殻がポロリ。干からびているの?と思いきや、んにゅー、とツノが出てきました。ひえー。またしてもカタツムリが!と…とりあえず庭にどうぞ。


皮をひたすら剥き剥き。千切りにして…(以下繰り返し)(中略)


マーマレードっぽいジャム完成~。
しぼり汁を加えたからか、酸味のパンチも効いた、とっても美味しい柚子ジャムができました。

香りの良い柚子は「気滞」に良いです。「気滞」の症状は、お腹が張る、ため息やゲップが出るとスッキリする、偏頭痛が起こりやすい、などがそのサイン。気の巡りを良くし、胃の不快感をやわらげるので、食欲の無い時に◎「二日酔い」や「胃の不快感」を解消。
緊張やストレスを和らげますので、受験生のみなさんにもGoodです。 柚子は熱を冷ます作用が有るので、イライラ怒りっぽい時に、こもりがちな熱をクールダウンしてくれます。寒い冬の夜には、お湯で割ってほっこり柚子茶をどうぞ。
香りの良い食材は、「気」を巡らせてくれるので、ストレスによる気の滞りもスッキリさせてくれます。


鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return


秋の味覚2「山芋」そして「ムカゴ」

残暑を過ぎ、ようやく秋に入ったかなと思った矢先
「…暑ッ!まだクーラー必要なの!?」
なんて日もあり、季節外れのクーラーをつけた翌日にはまたぐぐっと気温が下がって
「なぁに今朝は暖房が必要なほど寒いじゃない!?」どゆこと!
という日々を繰り返し、ようやく、昼間は割と過ごしやすい気温に落ち着きました。やれやれ。

葉物のお野菜が一時不作になってしまって、高価なお野菜が並んでいるコーナーを眺めていると、某高級スーパーでお買い物をしている気分を味わえましたが、そろそろ通常モードに戻ってきましたでしょうか。
根っこのお野菜もたくさん出てきました。
レンコン!ホクホクのレンコンおいしい!里芋!ねっとりもっちりの里芋の食感だいすき!山芋!すりおろして、とろろごはんに!

その他、秋の味覚がたくさん並んでいて、食欲の秋、溜めこむモードの秋です(そろそろヤバイ。溜めこみすぎ注意!)
秋と言っても、近頃は夏がダラダラと続き、秋らしい秋はめっきり短くなりましたが、
短い期間だからこそ上手に過ごし、冬準備万端のカラダに持って行かねば。です。

やはり気になるのは乾燥、という方が多いのでは。うるおいとじこめ食材等を取込んで
呼吸器や手・顔の肌、唇、目の乾燥などを防止いたしましょう。

で、お勧めは何かと言うと。何を隠そう。私、すりおろして食べるタイプの山芋が好きなのです。すりおろすとシャバシャバになる長芋じゃなくて、濃いめねっとりの大和芋です。本当は自然薯に憧れていますが、あまり見かけないのです。
たぶん今スーパーで多く売られているのは長芋で、たまに大和芋が売られている感じ?

つい先日、買ってしまいました「大和芋」!わー、すりたてをご飯にかけて、お醤油かけて!焼き海苔と焼鮭もあったので、一緒にほぐしてかけて食べました。最高っす。

この山芋、脾肺腎の気を補う「滋養強壮」食品でございます。そして潤い補充効果もあるので、秋にぴったりなのです。
 脾の弱り・・・慢性下痢、生活習慣病、糖尿病
 肺の弱り・・・咳、喘息、皮膚のかさつき
 腎の弱り・・・疲労感、元気が出ない、足腰の弱り(老化)

漢方薬としては「山薬」と呼び、加齢による慢性疲労や、子供の発育促進薬としても知られる「六味丸」「八味地黄丸」等にも含まれています。

ついでに「ムカゴ※①」と、菊菜が好きなので(関東圏における春菊)これも買いました。
その春菊を一日半ほど冷蔵庫に入れて置き、今朝洗っていたら。

ん?ムカゴが一粒落ちている。ま、ムカゴはここに置いといて(シンクの端っこ)。




んん?

こ、これは。


エスカルゴ、もとい、カタツムリではないですか!
ムカゴとめっちゃ似てたし。
しかし君は冷蔵庫に一晩中いてたんだね、菊菜と一緒に…5℃くらいでも大丈夫なのかカタツムリって、そうか…とりあえず、よかった。

※①「ムカゴ」の秘密を知ってしまったので、メモしておきます。
山芋の“葉の付け根”にできる球芽。がムカゴなんですって!え?知ってた?失礼しました。メモしておきます。



鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return



胃腸・足腰に効く秋の味覚「栗」

ハリネズミが丸まったトコに似ていて…かわいい…イガ付きの栗。(こちらは昨年頂いたものの写真)

今年はスーパーで栗をなかなか見かけず、不作なの?と思っていましたが、先日いつも行くスーパーで売っていたので購入。栗ご飯と、茶巾しぼりにしました。

ちなみに、手元にある『東方栄養新書』によりますと、
“気血を補強するために欠かせない果実”

東洋医学的に、「脾」と「腎」の働きを良くするとされています。
胃腸を丈夫にし、血行を良くする、足腰・筋肉関節を丈夫にする、高齢者の健康維持、
胃弱、虚弱体質で疲れやすい方「気血両虚」傾向の方、下痢をしやすい方にGood。
ただし、「食積痰湿」傾向の方には相性いまいち。便秘がちの方、胃や腸が張りやすい方は食べ過ぎにご注意。

某知人女性は、栗を食べるとかならず、「お●らプップー星人になっちゃう!(汗)」と言っています。
「食積痰湿(消化不良)・便秘」タイプで腸が張ってしまうのですね、食べ過ぎにご注意を。。。

栗が売ってないんですよー、と話していたら「最近はそんな生栗なんて買って作ろうって人があんまりいないんじゃないかしら。めんどくさいから!むいてあるの買うんじゃないかしら!」と、栗ごはん&渋皮煮を作って肩がカンカンにこってしまった、と来院された方が仰っていました。
うむむ、確かに…皮をむいて、調理するのはとても覚悟と時間と手間が要ります。
でも食べるのは一瞬。

子供の頃、渋皮煮がもう美味しくって、一度に何個もパクパク食べていたら、
作者(母)に「…あんな、めっちゃ手間かかってるんやからもっと大事に食べなはれ」と言われた事を思い出しました。確かに。渋皮を残して剥くのが難しくて、うっかり渋皮を傷つけては「うもー!失敗!」の連続。

渋皮には「渋い」成分“タンニン”が多く含まれ、抗酸化・抗菌作用があります。アンチエイジング効果も期待してぜひ食べたい渋皮煮。
もう一度買って、渋皮残しにチャレンジするかー。と思案中です。

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return



涙と映画デトックス法

「泣ける映画を観て、心のデトックス!しに行くのよ」という話しをうかがいました。
なぜにわざわざ泣きに行くのか、と思ったりもしていましたが、そういう理由なんですね。「今季イチバン泣けるっ!」というアオリの映画もあったりしますよね。

泣ける映画好きの方曰く
「日常生活であんまりボロボロ泣かないでしょ、大人になったら。だから号泣しに行くの。たまにはねー」

感情を振り切る→ボロボロ泣く!→その後気分はスッキリ。
なのだそうで。うむ。なんとなく分かる気がしてきました。

中国医学には、「汗吐下(カントゲ)」
という治療があります。汗を出す、吐かせる、下させる、です。

太古の時代は、
風邪をこじらすと死んでしまったり。
ちょっと不衛生な物を食べると死んでしまったり。
油断しているとうっかり重症になることも多かった時代に発展した中国医学には、
体内に侵入してきた「外からの邪」=外邪(ガイジャ)を、急いで追い出したい時「汗吐下(カントゲ)」という治療をあえてすることがあります。

邪、と書いてヨ・コ・シ・マ。
和語にしたらとってもイケナイ響きですね。体内に取り込むなどもってのほか。
外邪はさっさと外に出しちゃうに限るのです。

あえて、号泣して、胸中のモヤモヤ・要らないアレヤコレヤを追い出す。
詰まったパイプラインの掃除みたいなものでしょうか、一気にぐわーっとパイプクリーン!


私は、朝ドラやら、小説・漫画、ドラマ、ニュース、オリンピック等々見たり読んだりしてはすぐ涙がこぼれちゃうので、たまに行く映画はとにかく笑えそうなもの、小説原作映画化モノか、時代劇モノをチョイスしがちですが。
このお話を伺って、たまには暗闇にまぎれてこっそり号泣しにゆくのもアリか…と思いました。

さて今、どんな泣けそうな映画が上映されてるのでしょう(2016、9月末時点)
『君の名は』は号泣のウワサ多々。
『四月は君の嘘』はとなりの席の男性が終始号泣、だったと観に行った子の証言。

私が最近観た映画は・・・あっ、先月ですね。とあるバンドのライブビューイングだ!
(Rio五輪でもなく、映画でもなく、DVDの上映じゃん!)ですが、
家では出せない音量と最前列気分を味わえる映像のデカさに、とってもスカッとしました。

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return


ひんやりアロマジェル

いよいよ夏本番になってきました。
日差しも強く、日没まで直射日光を浴びすぎると全身が気だるく感じるときもあります。
また、夜も足が火照って寝つけない時があります。
そんな時に、私はペパーミントのアロマジェルを足裏に塗って、ひんやりスーッと心地良く眠ります。

ペパーミントは目覚めに良いエッセンシャルオイルですが、リフレッシュ効果もあります。
いつもより色々と考え事が多かった一日を過ごされた方は、香りを嗅ぐだけで頭の中をクリアにしてくれます。
もし、香りに敏感な方は、枕元に眠りを誘うカモミールやラベンダーの香りを付けたティッシュなどを置いておくとバランスが取れて良いかもしれません。

また、ペパーミントには殺菌効果もある為、水虫などの真菌やデオドラント(消臭)に対する足のケアにも良いです。
他にも日焼け後の火照り(真っ赤になるほどの日焼けには、刺激が強すぎるので、ご注意下さい。)、虫刺されなどを癒してくれます。

ふくらはぎの浮腫みや筋肉痛の時も、スッキリといらない水分や疲労物質を排泄しやすくしてくれるので、そういった症状でお悩みの方にもお勧めです。

[材料]
アロエベラジェル(99%以上のもの)        30g
ペパーミント精油 (エッセンシャルオイル)      4~5滴
[作り方]
アロエジェルを容器に入れ、ペパーミントオイルを適量滴下します。ガラス棒か竹串などでよく混ぜ、使用しないときは気化、蒸発しない様にすぐに蓋をする。

(1ヶ月を目安に使い切りましょう。ペパーミントオイルは刺激が強いので、適量を守り、粘膜に付かないようにしましょう。冷蔵庫に入れておくと、ひんやり感が増します。)


小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
堤深雪


return


冷たい飲み物と首肩のこり

ムシムシと暑い日もあります今日この頃。
風呂上りに、仕事終わりに、冷えたビールをキューっと一杯。
はー。至福至福。なんて日もおありかと存じます、今日この頃。

その昔。わたくしが留学していたころ、約20数年前の中国では、真夏のあっつい時にでも、室温のビールが当たり前でした。
日本人留学生たちなどが食堂でビールを頼むときは、
「あ!おばちゃん、冷えている方のビールね!」
と念を押さなければ、必ず、確実に、室温ビールが出てきたのでした。

窓際の、ガンガン陽の当たるところにビールやスプライト、果汁0%であろうかというオレンジジュース、等が並べられており、
注文するとそれを、「あいよ」と渡され。「ぬぉー、まずい!」と後悔することも多かったのでした。
ぬるくても美味しいと感じるジュースは、ココナツ100%の缶ジュースだ!とか
皆で「ぬるくても、まぁ飲める」のは何かと探し、情報を共有しあったものでした。

ちなみに、冷えたビールは「冷蔵庫で冷やし代賃(電気代?)」を請求されることも。
(※余談ながら「カードで」と支払おうとするとカード使用手数料が上乗せされることも多々であった)

そんな、真夏のチャイナエピソードを思い出したのはなぜかというと。
真夏でも極力(お金を節約する為にも)冷たい物は摂らない、という昔のチャイナ生活も一理あったの、かも。と思うからです。


「首がなんだか痛いんです。。。」
あらら?どうされたのかな?幾度か来院されている方の、その日の症状。

お話しを伺っていると、冷やした飲み物を、マイボトルに入れて、クーラーの効いた職場で飲む。「麦茶は冷やした方が美味しいので」
うむむ。原因はそれでしょう(>_<)

冷たいものは物理的に内臓を冷やす+交感神経を緊張させます。
血管が収縮して胃腸の消化吸収力が低下、それによってカラダは疲労が回復されにくい状態になります。

東洋医学では胃腸(脾)は筋肉(肌肉)を作ることに係るので、胃腸の働きが悪いと、
筋肉の疲労回復などにも影響しちゃうので、肩こりや頚痛等も起こってきます。


確かに、麦茶は冷えているほうが美味しいです!
ならば。
温かくてもぬるくても、美味しく感じるお茶を探そうではありませんか!

ごめんなさい。そんなご提案で良かったのかしら。解決されていることを祈ります


~真夏のチャイナエピソードおまけ~
暑いので半裸になっているペア(男同士)がくっついているのも、まぶしかったです。

半裸になるほど暑いならくっつく必要はあるの?!とささやき合った遠い昔。ぐいぐい経済成長を続けているらしい今、そんな夏らしい、ほほえましくも暑苦しい光景も、もう見られないのでしょうか。



鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return

苦味と心とムクミちゃん

「胃の調子がどうもモヤっとする時、飲みたくなるんです」
とってもとーっても苦い漢方薬系の胃薬のお話しです。屋久島・種子島産の生薬が主成分で、この苦味がたまらん。というムクミちゃん(仮名)。

その胃薬は私も幼い頃、たまに「オブラートに包んで鼻つまんで飲むのじゃ」と親に服用を迫られた記憶があります。本当に苦くて、臭いもすさまじくて、オブラートで何重に包んでも(残念ながらカプセルや錠剤ではなく粉末だった)ただよってくる
「THE・良薬口に苦し」なオーラ。5~6才頃の記憶と思われますが、蓋を開けるのも嫌だった。どうにもこうにも飲み込めなくて、飲んだとウソついて捨ててやろうか…と思った強烈な印象が残っています。

おお、それを愛飲している根強いファンがいるとは。
(そして昭和8年の発売以来、今でも売ってるんだ、あんなに苦いのに…!)
ああ、オトナになった今でも、果たして飲みこめるのかワタシ。
正直自信がありません。

しかし、ムクミちゃんがなぜ、そのような苦い苦~いものを摂りたくなるのか?
古代中国医学では説明がつくのだなぁと、妙に納得している今日この頃です。

薬物の味覚は5つに分けられまして「五味」といいます。五味太郎さんの“ごみ”と読みます。
 辛い / 甘い / 苦い / 酸っぱい / 塩辛い

それぞれ作用に特徴があります。
問題の「苦」味の作用は、
・燥湿作用:湿を乾燥するので湿証に◎ 湿を乾燥させて取り除いてくれます。
・泄降作用:上にあがっちゃった“気”や、熱邪を降ろしてくれます。排泄と降下作用。
・開胃作用:少しの苦味は胃の機能の促進、調整に◎

また、「苦」味は「心」の臓と「小腸」の腑に働きかけるので、心がお疲れ様の精神疲労、大小便の異常を和らげる効果も期待できます。

さて、苦いモノ好きのムクミちゃんは、どちらかというと「湿証」タイプ。彼女のカラダの状態は、以下のような感じでした。

精神疲労で気持ちの浮き沈みが多い、やる気が起きない・・・「心」がお疲れさま状態
重だるく疲れやすい・・・湿邪って、どよんと陰質なので、重いんです
お腹の膨満感が起こる事も・・・「小腸」弱ってますね状態

無意識に、苦いものを摂る事で「心」の不調を改善しよう、としているのかも知れません。うまくできてますね、ニンゲンって…。
ムクミちゃんはゴーヤ(苦瓜)も大好き。むさぼるように食べちゃう!のだそうです。

温暖湿潤気候のニポンは今梅雨模様のまっただ中、ジメッと蒸しっとした毎日です。
身体や頭がどんより重い、夜も寝にくかったりするし、食欲もイマイチ、という事も。

そんなときには少々苦味の有るお野菜で「開胃」=胃を開いて食欲復活。
瓜類のお野菜で、熱を冷ます。
室温、湿度を上手に調節すると、ムクミちゃんな方は過ごしやすいでしょう。

でも、東洋医学はバランスが肝要です。「少量の」苦味、がポイントです。
また、瓜類のお野菜やキャベツ、白菜、ナス等も、熱を冷ましてくれますが、温める力が弱っている「陽虚」体質の方には冷やしすぎで逆に調子が悪くなる場合もあります。
温め系・辛い系のお野菜、ネギやニラ、にんにく、シソ、ニンジン等も一緒に摂ってバランスを取るのがオススメです。

*****
まぁ、その胃薬、どんなに苦いの?飲んでみたいわ♪というチャレンジャーな方にヒントを。屋久島・種子島産の「ガジュツ」という生薬が配合されているお薬です。

苦い胃薬ファンのムクミちゃん、近頃購入した例のブツは、どうも苦味が減ったように感じる、と少々ご不満。「色も違うように思うんだけど?」と製造元に思わず電話をしたら、植物由来の生薬ですので採れる時期やモノによってはそゆこともあるんでございます、との返答だったそうです。まぁ、紫陽花も土壌によって色が変わりますしね、そういうものかもしれません。


鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return

憂鬱や不安へのアロマセラピー(Part2)

前回は、エッセンシャルオイルがどんな経路で作用するのか、脳のどの部分を刺激し、どんな気分に働きかけるのかなどについて書いてみました。

今回は、憂鬱や不安のセルフメンテナンスとして、アロマセラピーをどのようにご自宅で取り入れるのかをお伝えしたいと思います。

アロマセラピーを取り入れる方法は沢山あり、書店でもインターネットでもレシピが様々です。
勿論、市販のものを使用するのも良いかと思いますが、ご自身のお好きな香りでオリジナルのものを作るのは至福の時間ですし、安価で作成できます。

とはいえ、先日、アロマをご自宅でも取り入れられていると仰っていたクライアント様が「体がきつい時に色々と作るのは厳しく、長続きしないのよね。」と仰っていました。
それを聞いて、確かにそうだなーと感じました。

そこで、今回は5分で作成できる簡単なバスソルトとルームスプレーをご紹介します。
材料さえ揃えば、容器に入れてシェイクするだけという手軽さですし、作り置きができます。
どちらも選ぶエッセンシャルオイルは、前回ご紹介したホルモンによる心への作用の中でご自身に必要だと感じられたものや、ご自身が好きな香りを3、4種類ブレンドされて調合されると、世界に一つだけの自分レシピのバスソルトやルームスプレーが出来上がります!

*********************

●バスソルト (約6回分)

バスソルトとはお風呂に入れるお塩の入浴剤です。
エッセンシャルオイルの成分が鼻から脳、皮膚から体内へとダブルで働きかけます。

お塩にも様々な種類があり、デッドシーソルトや岩塩などのミネラルを含んだ塩は発汗作用があり、体内の毒素を排出するといわれ、入浴剤として特にお勧めです。
・デッドシーソルト(死海の塩)
海抜ゼロメートルより低いところにある死海の水は、一般の海水の約30倍で天然ミネラルを含んでいます。
その深層から採取された天然塩には、お肌を引き締め、活性化するマグネシウムや、お湯を柔らかくして温熱作用を高めてくれる塩化カリウムが豊富に含まれています。
お肌を刺激してしまう塩化ナトリウム含有率が非常に低いので、死海の塩はアロマバス用の天然塩として最適です。

・ヒマラヤンピンクソルト(岩塩)
ヒマラヤンソルト(岩塩)はネパール地方、ヒマラヤ山脈で採掘される美しい塩の化石です。
天然ミネラルを豊富に含む世界でも数少ないとされる貴重な塩です。
ヒマラヤンソルトにも色々な種類があるのですが、ピンクソルトが手に入りやすく、女性は特に天然のピンク色に心がウキウキします。
天然由来のイオウ成分とミネラルたっぷりの温泉気分が楽しめ、お肌がカサつきや手足の冷えへお勧めします。
岩塩には粒タイプやパウダータイプがあるのですが、お風呂に入れる場合は溶けやすいパウダータイプが良いです。

上記両者とも高価なので、もう少しお手軽にと言う場合は、スーパーなどでも購入できるミネラルと太陽のエネルギーが豊富な天然の天日塩を使用します。

精製、合成された食塩や添加物の入ったものは使用しないようにしましょう。
ミネラルがあまり含まれていません。

<材料>
1、お好みの塩 300g (大さじ約20杯)
2、お好みのエッセンシャルオイル  30滴
3、蓋つきガラス容器(塩300gが入る大きさ) 

<作り方>
1、2の材料を瓶に入れ、蓋をしてシェイクし、まんべんなく混ぜ合わせます。

<使用方法>
  バスタブの中に、入浴する直前に約50g(大さじ3杯強)を入れて軽くかき混ぜてください。
敏感肌の方は半量の25gにしてください。
アロマの効果は最初の15分くらいです。
洗面器やバケツなどで手浴や足浴もお手軽でお勧めです(その場合、バスソルトは大さじ1杯)
 
<注意事項>
使用期限は3週間以内です。
必ず密封容器に入れ、日の当たらない涼しいところに保存してください。

●ルームスプレー (50ml)
スプレーをするだけで、香りが鼻から脳に伝わり、手軽に気分を変えることができます。リビング用、寝室用、朝用、昼用など、場所やシーン別に作成しても良いかもしれません。

<材料>
1、無水エタノール5ml(薬局にて購入。アルコール度数99%の為、素手に付かないようお気を付け下さい)
   2、精製水    45ml(こちらも薬局にて購入できます。)
   3、お好みのエッセンシャルオイル  10~20滴
   4、50mlスプレー容器 (できればガラススプレー容器が良いですが、なければプラスチックでも可)

<作り方>
1、無水エタノールを容器に入れる。
   2、精油を入れ、蓋をしてシェイクする。
   3、2の中に精製水を入れ、蓋をしてシェイクする。  
   *精油が全体に馴染むように、必ず精油とアルコールを混ぜた後に精製水を入れる様にして下さい。   
 
<注意事項>
エッセンシャルオイルは完全に溶けないので、使用する度によく振ってから使用して下さい。
直接人やペットや家具にかけないようにして下さい。
保存は日光の当たらない冷暗所に置いて下さい。
キッチンで使用する時は火気に注意して下さい。
使用期限は1ヶ月です。
*********************

さて、憂鬱や不安な時の呼吸はかなり浅くなっています。
呼吸と自律神経は密接な関係があり、深くゆっくり息をしていれば、リラックス時に働くと言われている副交感神経がスムーズに動き、ホルモンの分泌や免疫の働きも正常になると言われています。

アロマセラピーを用いて良い香りがするだけで、その香りを深く感じようとされる方が多くなります。
それだけでも十分なのですが、折角なので、心地よいアロマに囲まれながらの簡単な呼吸法をお伝えします。

●呼吸法
1)目を閉じます。
2)ゆっくり 5カウントで鼻から息を吸います。
  このとき胸でなくお腹が膨らむ吸気(腹式呼吸)に切り替えるとなおいいです。
3)5カウント溜めます。
4)ゆっくり 5カウントで息を口から吐ききります。
  このとき胸でなくお腹がしぼむ呼気に切り替えるとなおいいです。
5)これを10クール繰り返します。(約3分弱)
6)呼吸を整え、目をゆっくりと開きます。


いかがでしょうか?
何も考えずに数をカウントすることや呼吸だけに集中することで、ネガティブな考えも一瞬だけでも飛んでいきます。
慣れてきたら、6カウント、7カウントと少しずつ増やしていかれるのも良いかと思います。

ぜひ、バスソルトやルームスプレーをご使用時にお試しください。

小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
堤深雪


return


憂鬱や不安へのアロマセラピー(Part1)

最近、「5月病みたいで、憂鬱な気分です。」とアロマセラピーの施術を受けられる方が多くなりました。
5月病とは正式な病名ではありませんが、昔からある言語ですね。

日本では4月に節目の時期を迎え、環境や季節の変化に「何とか慣れるまでは…」と頑張っていらっしゃる方が多いですが、ゴールデーンウィーク明けに張り詰めた糸がほどけてか不調を訴える方も見られます。

また、ひと月ほど前の熊本の震災で、ご心労された方も多くいらしたことかと思います。
こういったショックな出来事が起こったことや、それが長期に渡って続くことで、憂鬱、不安な気分が後から湧いてくることがあります。
これらの気分によって、疲労感や不眠、胃腸の不快感、活力の低下、めまい、頭重感、肩こり、息苦しさなどの症状が出てくる方もいらっしゃいます。

アロマセラピーは、特にこういった憂鬱や不安、それらが引き起こす症状への効果を発揮します。
マッサージや入浴剤、ディフューザーや香水やルームスプレーなどでエッセンシャルオイル(精油)の匂いを嗅ぐだけでも脳に信号を送り、気分を軽くしたり、上げてくれたりします。

まずは実際にエッセンシャルオイルがどのような経路で私達に働きかけてくれるのかをご説明します。

1. 鼻から脳へメッセージを伝える。
匂いを嗅ぐことによって吸入された香りの成分は、鼻の奥にある嗅上皮から粘膜を介し、嗅神経の電気信号が体の情動や行動、嗅覚、内臓の自律神経の調整などを行っている大脳辺縁系へ伝わります。
大脳辺縁系でも主にエッセンシャルオイルによって刺激を受けるのが、視床、視床下部、下垂体、縫線核、脳青班、海馬状突起や小脳扁桃です。

それらへ働きかけるエッセンシャルオイルは、
・視床
 働きかけるエッセンシャルオイル:グレープフルーツ、ジャスミン、クラリセージ
 エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:エンケファリン
 ホルモンによる作用:満たされた感情、気分の高揚
・視床下部
働きかけるエッセンシャルオイル:ゼラニウム、ローズウッドまたはホーウッド、ベルガモット
 エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:視床下部ホルモン、神経ペプチドアミン
 ホルモンによる作用:生理による感情コントロール、精神安定
・下垂体
 働きかけるエッセンシャルオイル:ジャスミン、イランイラン、クラリセージ、ローズ、ネロリ
 エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:エンドルフィン
 ホルモンによる作用:外交的な気分転換、性的障害の改善
・縫線核
働きかけるエッセンシャルオイル:ラベンダー、カモミール、マジョラム、クラリセージ、ベルガモット
エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:セロトニン
ホルモンによる作用:幸福感、精神緊張の緩和や鎮静、安眠
・脳青班
 働きかけるエッセンシャルオイル:レモングラス、ジュニパー、ローズマリー、ペパーミント、バジル
 エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:ノルアドレナリン高揚
 ホルモンによる作用:積極性が湧く、体に抵抗力が付く
・海馬状突起や小脳扁桃
 働きかけるエッセンシャルオイル:ローズマリー、バジル、レモン
 エッセンシャルオイルによって分泌されるホルモン:多数あります
 ホルモンによる作用:疲労感を癒す、集中力増加
が代表的です。

嗅覚は五感のどの刺激より早く大脳辺縁系へ刺激を伝えることができるので、色々と考えすぎてしまう癖や疲労感をエッセンシャルオイルの力を借りて香りを嗅ぐだけで気軽にリラックスへと導くことができます。


2.皮膚から体内へ
次に希釈されたエッセンシャルオイルの成分をマッサージや入浴や湿布などによって皮膚から吸収していく経路についてです。
エッセンシャルオイルは皮膚表面の脂肪膜との親和性が高いために、毛穴や汗腺や表皮の角質層を経過して容易に経皮に吸収されます。そこから真皮や皮下組織にある毛細血管やリンパ管や各臓器へエッセンシャルオイルが持つ作用が働きかけます。

その時に鼻からも香りを吸入するので、上記でお伝えしたような脳への刺激によるダブル効果も期待できます。
特にマッサージは血液やリンパ液の流れを増強するために更に経皮吸収は高まるので、何かあったら頼れるアロマセラピストさんが傍にいらっしゃると心強いですね。
辛い時こそ、誰かに委ねるというのも大切なことかと思います。
当院でもアロマセラピーのトリートメントを致しております。
必要なタイミングで、お気軽にご相談、ご予約下さい。


気分的な不調に対してはカウンセリングによって楽になることもあるのですが、カウンセリングを受けようと思うだけでもエネルギーが必要な方もいらっしゃいます。
カウンセリングを受けられる前に、まずはアロマセラピーを用いて心地よい香りの中でリラックスしたり、身体をほぐしたり、流れを良くしたりすることで、より効率が上がることもあるのでお勧めします。

次回は、憂鬱や不安のセルフメンテナンスとしてアロマセラピーをどのようにご自宅で取り入れるのかを具体的にお伝えしたいと思います。

(写真は大阪、北浜にある中之島公園の満開になってきているバラです。
天然のバラの甘い香りを嗅ぎながら歩いている時に、幸福感を感じることができます。
これも自然の恩恵を受けたアロアセラピーですね。
(http://www.osakapark.osgf.or.jp/nakanoshima/


小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
堤深雪



return

血栓症にご注意。ストレスと交感神経

未だ日に何度も相次ぐ地震で、熊本地方を中心に不安で不自由な生活をされている方々には、心よりお見舞い申し上げます。皆さまに少しでも早く、心落ち着く日常が戻ってくる事をお祈りするばかりです。

今回の地震後、発症のペースが早いのでは?と言われているエコノミークラス症候群。

・空調がよく効いていて乾燥している環境
・長時間の同じ姿勢で座っている
・水分摂取が少ない
などが発生率を高めてしまうポイントです。

ん?オフィスワークにも似ている?出張中の時もこんな感じ?
と思われた方もいらっしゃる事でしょう。

私が先日お会いした、金融関係のお仕事をバリバリされている方。
毎日の勤務状況は、
〇出社
 朝始業より早めに出社して(残業したくないので出社を早めている!)
 お昼まで三台のパソコンを使用し、座ったままで作業。
〇ランチタイム
 早く戻って仕事を片付けたいので、ランチはささっと食べられるものを摂る。
 基本外食なので、揚げ物が多くなっちゃう…
〇午後
 またまた三台のパソコンを駆使しつつ、夜8時までほぼ座ったままで作業。

わー、まるでエコノミ―クラスでパリへ向う機内※と同じ様な状況ではないですか!
※15年近く前のことでしょうか、パリへの直行便で約12時間、かなりキツかった記憶がよみがえりました…

血栓ができる確率は、下肢の静脈が90%。フライト中でなくても、夜行列車の旅でなくても、オフィスワークでもどうぞご注意ください。
_______

血液の粘度が増す原因として、
・赤血球の濃度が濃い→血管内の水分が足りないと赤血球の濃度があがる
・血液中のコレステロール値上昇

予防法として、
・禁煙…タバコは血管中に炎症を引き起こし、その免疫応対により血液の粘り気がUP
・水分の摂取…水分不足による血液濃度の上昇を避ける
・運動…静脈の流れの滞り解消、血液中のコレステロールを減らす
・ストレス解消…ストレスホルモン=心拍数UP、筋の緊張UP、交感神経の刺激が血圧を上昇させる
_______

「ストレスがたまるなぁ」と感じている状態では、ストレスホルモンの分泌が盛んになって、心拍数UP、筋緊張UP、交感神経の刺激UP、となります。

交感神経が活発ということは、分かりやすく例えますと「戦闘態勢準備OK!」状態。
・体は緊張し、心臓はドキドキ、血圧上昇。活発に動けるような態勢に。
・相手をよく見るために瞳孔拡大して目はランラン。
・ちょっと切られても、血が出過ぎないように血管収縮。
・胃腸の運動は抑制、胃酸分泌は低下。


座っていることが多いのに、足がだるい。という場合は、
大きな関節をしっかり動かすようにしてみてください。のばしてー、まげてー。

骨と骨をつなぐ関節部分を動かすと、その部分の筋肉が伸び縮みし、ポンプの役割をして静脈を心臓に返してくれます。
その時、くれぐれも血栓のできてしまった静脈を返すことにならないよう、こまめに動かせる関節は動かして、予防してくださいね。



鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return

何歳になってもチャレンジすることは楽しい!

春は色々なことがスタートする時期ですね。 日本では、最長で大学院や医学部まで行ったとしても、学業的なものは30歳までには終了する方が多いようです。 そんな中で、社会人になり思い直すことがあって学校に入り直す方や、講座に通われる方や50歳を過ぎても夢に挑戦中の方などのお話を聞くと、自分がやりたいことが明確で素敵なことだなと思います。
日本に帰国してから驚くのは、「もう年だから。」、「○歳までには…。」、「夢という夢は特にないです。」などの言葉が30歳にも満たない方々から発せられることです。 「失敗しても立ち直りが早いこの時期にもったいない!」と私は思ってしまいます。
この「もう」「までに」が自分の中の目標に対する指標からなら良いのですが、お話を聞いていると世間の常識や周りと比較して境界線を引き、苦しんでいらっしゃる方が多いように思えます。 そんな中で、イギリスに住んでいた頃に遭遇したり、見聞きしたりしたことを思い出します。

私が通っていたアロマセラピーの学校は、第一段階に解剖生理学とスウェーデン式アッサージのコースをパスし、次にアロマのコースに行くという流れになっていました。
その第一段階のクラスには「前職はアーティスト(絵描き)でした。」という40歳半ばの方や、「ずっと喘息で寝込んでいましたが、とある健康法で元気になったので勉強することにしました。」という60歳近くの方もいらっしゃいました。

また、ファッション関係の友人の大学には元コックの方がいらしたそうです。
他にも、妹が遊びに来た時に中級バレエクラスに行ったら、60歳近くの確実に初級レベルのおじさんが一生懸命参加されていたそうです。
TVのアイドル発掘オーディション番組では、確実に音痴な中年の方が予選で落ちた時、審査員の方々に「あなたたち、絶対後悔するからね」と捨て台詞を吐かれるシーンも観ました。

そんな話を実家の母に話しているせいか、只今、彼女は60歳を超えてバタフライに挑戦中です。
理由は「吉永小百合さんがやっているから。」…です。
まー理由はどうであれ、私が中学生の頃までカナヅチだった母なだけに尊敬してしまいます。

前に、全国の様々な病院に通っていたけれど、なかなか改善されずに当院に来院された患者様がいらっしゃいました。
当然ながら、お顔は緊張気味で固まり、辛そうにされていました。
オリゴスキャンという検査機器で、すぐに体内の有害重金属の蓄積やミネラルバランスが悪いのが分かり、「まずはここから治療していきましょう。」と先生とお話をしている間にほっとされたご様子でした。

その後、採血中にご自身の夢についてお話してくださりました。
この病気が治ったら、韓国に行って、大好きな芸能人の方のライブに行かれたいとのことでした。
その為に、少しずつ体はだるいながらも韓国語のお勉強をされていたそうです。
「私は、まだまだやりたいことがあるのだから、どうしても治したいの!」と仰っていました。
そして一瞬にして、お顔がパァーッと明るく、頬も紅が差して、笑顔になられていました。
きっと、これからこの方は様々な気付きと共に、回復に向かわれるのだろうなと感じる時間でした。


夢というと壮大にとらえがちですが、「こんなこと夢というのかな?」と思われるようなことでも大切な夢です。
夢を持つことは0だったものを1にすることです。それができるだけでも凄いことなのですよね。

そのことを考えるだけでワクワクできれば、細胞や気力にもエネルギーを与え、自己治癒力をも高めていってくれると思えます。
そんな中で、もし不安や辛さが増してしまうようでしたら、辞めるのも選択の一つだと思います。それも意味があり、良いことなのだと思います。

何歳になっても、自分なりの夢や目標を持ち続けるのをお勧めします。
失敗すること、誰かから批判されることを思い描かずにチャレンジしてみてください。
そして、「いいじゃないですか!」と、それを応援してくれる方々が周りにいてくださると心強いですね。

小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
堤深雪


return



花粉が楽になる、ご自宅でできるアロマセラピー

花粉症の季節がやってきました。
長い方は4月中旬まで悩まされるとお聞きします。

世界中に花粉症はあるようで、18世紀に英国で枯草熱(Hay Fever)が流行り、馬屋 などにある干し草で誘発される鼻炎などの症状をそう言っていたそうです。
現在も英語圏では花粉症については正式病名らしいPollinosisという言葉よりHay
Feverの方が良く使われています。
私が初めて英国に滞在して耳にした時に、hey!fever!! (ヘイ!熱!!) と言って いるのかと思って驚いたのを今でも覚えています。あまり日本人にはなじみのない単語ですよね。

花粉症の原因であるアレルゲンはアメリカではブタクサ、イギリスなどのヨーロッパではイネ科、北欧ではカバノキ科の花粉によるものが多いそうです。
日本では、やはり杉やヒノキがアレルゲンの方が多いようです。



先日、ある疾患で通院されている患者様で、「腸内環境が整ってきたおかげか、それと一緒にもともとあった花粉症の症状も無くなったの!」と嬉し
そうに仰っている方がいらっしゃい
ました。
体質を改善するには半年以上の時間を要したとのことでしたが、とても楽になられたそうです。

花粉症などのアレルギーを統合医療で体質改善させていくまでには時間を要します。
よって今回は、それまで楽に日常を
過ごせるよう、アロマセラピーで凌ぐ方法をお伝えしたいと思います。


【お勧めのエッセンシャルオイル】
•ユーカリ(粘膜の炎症を和らげる、鼻閉感や頭重感の減少)
•ペパーミント(鼻閉感や頭重感の減少、リフレッシュ)
•ラベンダー(消炎作用、リラックス、頭重感)
•レモン(リンパの流れを改善、リフレッシュ)
•ティーツリー(鼻閉感や頭重感の減少、粘膜の炎症を軽減、免疫活性)                
•パインツリー(胸部に働きかけ呼吸をスムースにする、リラックス)                 
•フランキンセンス(粘膜炎症抑制、鎮静)
•ローマンカモミール(肌の痒みを緩和、リラックス)


【お勧めのお手軽にできる方法】
1. ハンカチやティッシュに精油(エッセンシャルオイル)を1滴つけて好きな時に
 吸い込む。 一番お手軽にできます。
(直接皮膚につかないようにだけ、ご注意をされてください。色の濃いエッセンシャルオイルはハンカチの染みになりますのでお気を付けください。)

2. マスクに直接1滴つけ、上にガーゼを一枚かぶせてカバーし、皮膚と接するのを防いで装着する。
(ペパーミント、ユーカリ、カモミールのような刺激の強いエッセンシャルオイルは避けてください。)

3. マグカップに湯気が軽くあがる程度のお湯を入れます。
そこに精油(エッセンシャルオイル)を2~3滴入れて香りをゆっくりと吸い込み
ます。
精油の成分が高熱によって変質するので蒸気を利用する場合、熱湯は用いないで
ください。
タオルで頭を覆うことで、スチームが顔周りに広がるのでお勧めです。必ず目を閉じて(目の粘膜に刺激が強すぎるため)マグカップに顔を近づけてください。
呼吸器の粘膜を刺激することがあるので咳がひどいときには避けてください。

4. お風呂に入れる。
精油の有効成分を鼻や皮膚からの吸収と

なり、より効果的です。
直接浴槽に垂らすと、原液が皮膚につき、炎症を起こすことがありますのでご注意
下さい。
エッセンシャルオイル5~6滴を必ず大匙2杯ぐらいのベースオイル、塩、砂糖、牛乳
などに希釈してから浴槽に入れて撹拌し、ゆっくり15分程沐浴してください。

5.ブレンドオイルで胸辺りをマッサージ
  必ず5mlのベースオイル(オリーブ、ホホバ、アーモンドなど)に
エッセンシャルオイル2滴を希釈し、ゆっくりと胸部を深呼吸しながら塗布すると、
胸の緊張も解れ、精油成分を吸い込むことができます。また、リンパの流れも改善
されます。
花粉症などのアレルギーを悪化させる要因に挙げられるのが「ストレス」です。
ストレスを感じやすい人ほどアレルギーの症状がひどくなる傾向にある様です。
胸周りのマッサージは、そういった緊張をほぐし、リラックスも導きます。

6.使用後のカモミールティーバックでアイ湿布
目のかゆみにお勧めです。
精油は粘膜には強すぎなので、抗炎症作用のあるカモミールハーブの入った飲用後の
ティーパックを冷蔵庫で冷やした後に目の上にのせてしばらくパックします。
目のむくみもひいて一石二鳥です。

少しでも毎日が快適にお過ごしになられますように

*アロマオイルは全ての方の症状に当てはまるわけではありません。
肌などにご使用する際は、必ずパッチテストでご確認ください。

小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
 堤深雪


return

味噌!東洋医学的効能は?


以前より、手作り味噌を作ってみたいなぁと思っていたので、レッツチャレンジ。

冬に作ると良い、と昔から言われており、味噌作りに最適な日とされる「大寒」の頃に仕込みました。
(2016年は1/21)
・乾燥大豆を魔法瓶の中にお湯と一緒に入れて数時間。一晩付ける作業を魔法瓶の魔法のチカラで短縮。
・柔らかくなった大豆を更に圧力鍋でシュシューッと茹でること30分。
・大豆と茹で汁と麹と塩を入れてしばし炊飯器で保温。
・その後、大豆をすりつぶして容器に入れて完成。だいぶ端折った!
実際こんな感じのレシピがたくさんクックパッドさんに載っていたので、ふむふむ、それならできそう、と思ったのでした。

炊飯器の中の麹菌と大豆の様子。


始めは「大豆の香り」でしたが、10日ほど経ったころから、ちょっと味噌っぽい香りに変化してきました。
麹菌さん大丈夫ですか~カビてませんか~?しっかり働いとくれよ~、などとお声掛けしつつ、たまに混ぜ混ぜしています。

東洋医学的に、味噌は「寒」の性質に属するのですが、正直意外。に思われるかも。
寒い朝の朝食時、お味噌汁を飲むと「…ごくごく、はふ~」とほっこりするのですが、「寒」ということは、身体にこもっている余分な熱を排出する、という効能になります。
昔の民間療法では「火傷直後に味噌湿布がよい」とあったそうです。そりゃアンタ、傷口に塩を塗るってようなもんじゃ…(=_=)因幡の白ウサギ状態なんだけど…と感じますが、実は「熱を取る」という味噌の「清熱解毒」作用を期待してのものです。
お味噌汁に、「温」であるネギを加えると味よし「寒熱」のバランス良しで◎、なのも納得ですね。

1月後半に仕込み、少し熟成が進んで味噌らしくなるには最短で三か月かしら。ならその頃はもうそろそろ初夏じゃないですか。夏に向かって陽気がムンムン高まって来る時分、体に熱がこもりやすい梅雨も近づいてきます。そこで今年のヌーヴォー味噌登場、というワケですね~。よくできた話しですね~。
ああっでもヌーヴォーって熟成してないって事じゃないか、その通りだし。だめじゃん、せっかくの麹菌が!
ヌーヴォー味噌も楽しみつつ、ぜひ三年仕込み味噌とかに育ててみたいものです。

約一か月後の大豆と麹の様子。



鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき



return


アロマセラピーとアロマテラピーの違い

先日、友人に「アロマセラピーとアロマテラピーってどう違うの?」と聞かれました。
確かに、日本では雑誌や本で結構これらに統一感がありません。
さて、どちらが正しいと思われますか?

答えはどちらも正しいです。
アロマセラピーは英語で、アロマテラピーはフランス語(正式にはアロマテラピと発音します)です。
日本語で芳香療法のことを言います。

1920年代にフランス科学者「ルネ=モーリス・
ガットフォセ」が研究中に片手に火傷を負い、
とっさに近くにあったラベンダーの精油にその手を
浸けることで劇的に治癒したため、精油自体が研究
されます。
(もともとガットフォセさんはハーブ知識も豊富で、やけどにラベンダーが良いことを知っていたので、
偶然発見したわけではないという説もあります…)
そこで 「アロマテラピー(芳香療法)」という
造語ができたそうです。
ペストなどの感染症に対して効果的な治療法が
なかったため、アロマテラピーが活用されていた
ようですが、西洋医学の発展の影に隠れて徐々に衰退しています。
ハーバリズムが見直されたのは、第二次世界大戦、負傷兵への治療として用いられた
のがきっかけです。

1960年代にオーストリア人でイギリス在住だった生化学者のマルグリッド・モーリー女史が特に美容目的で精油を希釈してのマッサージを見出し、エステや
リラクゼーション要素が高いアロマセラピーが生まれたと言われています。

日本では1980年代にアロマセラピーが、アロマテラピーよりも先に紹介され、
広められました。アロマテラピーが日本で認知されるようになったのは、1990年代
以降のことです。
現在、一般的に健康維持のために取り入れやすいイギリス式のアロマセラピーが日本では推奨され、健康や美容や現代医学とともに代替医療・補完医療として広く使われて
います。
アロマテラピーは、メディカルな分野で、精油を飲み薬や塗り薬、座薬や膣座薬などに比較的高濃度で使用するためにフランスでは医師が治療の一環として取り扱っています。
私は、100%の原液を飲用したり、塗り続けたりするのは、臓器への負担が大きいのではないかと考えます。
特に飲用となると自己責任の下、医師の指示なども必要となってくると思います。
何より、精油の品質も大切になってきます。
ただ、私も時にやけどや虫刺され、頭痛緩和、止血目的で原液を使用することもありますが、これも自己責任の中での使用です。

アロマセラピーは、ホリスティック(精神・身体・環境がほどよくバランスが取れた
状態)な分野で、精油を植物油に希釈してのマッサージや、芳香浴などに低濃度で使用し、人間本来の状態に戻す手助けをしてくれると考えられています。

低濃度とはいえ、本来の状態に戻す役割を果たすためには十分だと思われます。
植物にはエネルギーがあり、じっくりその状態に戻していくために量子的に働きかける方が細胞も整いやすく、身体全体がバランスを取り始めると思います。
また、身体全体のバランスが取れてくると、心も連携してきます。そのまた逆もありだと思います。


本来のアロマセラピーとアロマテラピーの違いはこんなところだと思いますが、正直なところ、日本ではあまり意識されていない傾向があるかなと思います。

更に歴史を戻しますと、紀元前3000年頃の古代エジプト時代から芳香療法が実用されていたとピラミッドの壁画に残されています。ミイラ作りにも使用された文献がありますし、クレオパトラも男性を香りで魅惑したとも言われています。
「こんなに長い歴史がある古人の知恵を利用しないのはもったいないな~。」と私は単純に考えてしまいます。

 “大英博物館にあるミイラの作り方”

 「レジン(ミイラの語源となったミルラと
 いう樹脂)に浸した布で巻いて」と書いて
 あります。ミルラには防腐効果があると
 言われています。
 他にも、心を軽くし、消毒、止血作用、  
 抗酸化作用や収れん作用によって、肌の老化
 を防ぐ効果もあると言われています。





小西統合医療内科 看護師・アロマセラピスト
 堤深雪



return

日々の暮らしに東洋医学etc.の知恵をプラス

いつものお料理メニューに旬の食材を「薬膳」な感じで取り入れたり、体調や体質に合わせて食材を組み合わせたり。
季節を感じたり、月の満ち欠けにカラダがどう反応しているのかしら、“体質”とかよく聞くけれど、じゃあ自分はどんな傾向なのかしら、と考えてみたり。
時々いつもとは違う視点から振り返って「日常」を眺めてみると、意外なHAS(ヘルシー・エイジング・スパイス)が見つかるかも知れません。(Daigo風に頭文字略語)
いつもの生活に+αスパイスとなるような、「スパイシー!」と感じていただけるようなコラムをお届けします。
美は外見だけでなく内面も、という考えは昨今ますます広まってきています。
目指そう中身健康!です。
「季節に合わせた養生暮らしをして、体操もして、中身も外見も健康美でありたい!目指せピチピチで100歳越え!」と切に願い、ひたすらに不老長寿の道を探求し続けた先人の知恵に学ばない手はありません。


鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
マキ治療院 松井まき





Healthy Aging ヘルシー・エイジング

(株)ヘルシー・エイジング
代表者
小西由紀
住所
本社:奈良市左京3丁目23-30
大阪支社:大阪市北区中津1丁目12-3 中津パークビル6F
TEL. 06-6147-3565
顧問医師
小西統合医療内科 院長 小西康弘